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中村とうようさんが亡くなった

思えば彼がミュージック・マガジンの編集から退いてから読まなくなった。
それまでは毎月買って必ず読んでいたのに。
私の一般から見れば変わった音楽の趣味はとうようさんの影響がもの凄く大きい。
音楽評論家と言うよりも、研究家そして未知の音楽を教えてくれる
ランドマークの様な存在だった。
とうようさんが10点を付けたアルバムは出来るだけ聴く様にしてたし、
0点を付けたアルバムは敬遠した。(マイケルのスリラーとか)
そうやって一般から見れば歪んだ音楽的趣味が形成されて今に至る。

今日の訃報は凄くショックだった。

1度だけ東京へヌスラット・ファテ・アリ・ハーン(※)のライブを見に行った時に
お見かけした事がある。

今年は憧れていた人の死が非常に多い。
コーネル・デュプリーや原田芳雄そしてとうようさん。
悲しい。寂しい。時代は進んでしまう。
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バイブル。大衆音楽の真実。

Nakamuratoyo015

ご冥福をお祈りします。


※パキスタンのアーティスト。1997年没。イスラム教神秘主義
スーフィズムにおける儀礼音楽カッワーリーを世界的なものとした偉大な音楽家。
ヴォーカリストとして素晴らしかった。歌のパワーが人間とは思えなかった。

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歌うドラムス

前回も取り上げた。ダニ・グルジェル。
アルバムは3枚出てて、その3枚目がすっかりヘービー・ローテーション。
タイトルは「Agora」直訳で"今"。JALの機関誌と同じ名前じゃん。

耳をとらえて離さないのがドラムス「チァゴ・ハベーロ」
アルバムのプロデュースも彼の仕業。ついでにダニの旦那さん。
巨体を揺すりながら気持よいビートを刻む。
リズムが歌ってる。
もうすっかり、虜です。

Dani_gurgel_e_novos_compositores3


Dani Gurgel e Novos Compositoresの面々。
サンパウロの若手作曲家やシンガー。21世紀の街角クラブなのか。
前列向かって左からピアニストでお姉さんのデボラ・グルジェル
そして2番目がダニ、その右で楽しそうに笑ってるのがチァゴ。
ちなみに、デボラの後ろに眼鏡をかけたタチアナ・パーハ。


"Não Tem"

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名曲

ダニ・グルジェルとタチアナ・パーハの2009年の共作"Depois"
モノトーンのPVが良いです。
ブラジル音楽の奥の深さをつくづく、感じます。
じっくり味わいたい名曲な訳です。



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