中村とうようさんが亡くなった
思えば彼がミュージック・マガジンの編集から退いてから読まなくなった。
それまでは毎月買って必ず読んでいたのに。
私の一般から見れば変わった音楽の趣味はとうようさんの影響がもの凄く大きい。
音楽評論家と言うよりも、研究家そして未知の音楽を教えてくれる
ランドマークの様な存在だった。
とうようさんが10点を付けたアルバムは出来るだけ聴く様にしてたし、
0点を付けたアルバムは敬遠した。(マイケルのスリラーとか)
そうやって一般から見れば歪んだ音楽的趣味が形成されて今に至る。
今日の訃報は凄くショックだった。
1度だけ東京へヌスラット・ファテ・アリ・ハーン(※)のライブを見に行った時に
お見かけした事がある。
今年は憧れていた人の死が非常に多い。
コーネル・デュプリーや原田芳雄そしてとうようさん。
悲しい。寂しい。時代は進んでしまう。
バイブル。大衆音楽の真実。
ご冥福をお祈りします。
※パキスタンのアーティスト。1997年没。イスラム教神秘主義
スーフィズムにおける儀礼音楽カッワーリーを世界的なものとした偉大な音楽家。
ヴォーカリストとして素晴らしかった。歌のパワーが人間とは思えなかった。
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コメント
大学の心理学の授業で小論文を書くことになって、音楽本(何の本かは忘れたが)に載っていた、とうようさんの論説を引用した気がするな~。
合掌。
投稿: kurata | 2011年7月26日 (火) 00時01分
何にせよ先生だったかな。とうようさん。
あれ?って思うような評論もあって、実に人間臭い
人だった。
もう、こういうタイプの人って出てこないだろうね。
投稿: Ave | 2011年7月26日 (火) 09時12分